何をどんなに食べても太らず、少し食事の量を減らしただけで体重は減ってしまい、リバウンドなどしない。減った体重を戻すのに苦労する。何とか体重を増やそうと試行錯誤してきてわかったことをまとめてみる。間違っていることもあるかもしれませんが、ご容赦を。

腸内細菌が食物繊維を発酵させて作り出す短鎖脂肪酸は、宿主である人間のエネルギー源となる。この短鎖脂肪酸には、脂肪細胞が糖や脂質を取り込むのを抑え、エネルギーの消費を促す作用がある。私は、大量の野菜を食べているので(最近は少し減らしていますが)、短鎖脂肪酸が常にたくさん供給されていると思われます。
食物繊維の中でも、発酵性食物繊維(≒水溶性食物繊維)が短鎖脂肪酸になりやすいと言われていますが、あまりこだわらなくてもいいのではないかと思っています。食物繊維の種類を気にして食材を選ぶよりも、とにかく野菜をたくさん食べることの方が大事ではないか、と。

糖質制限に関連して、ケトン体という言葉がよく出てくる。食事由来の糖質が血中からなくなると、体内(主に肝臓)で糖質を合成することになる(糖新生)。この際、エネルギー源として脂肪が使われるわけだが、脂肪は完全燃焼させず、燃え残りを使ってケトン体が作られる。ケトン体は、短鎖脂肪酸の一種なので、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸と同じような働きがあるのではないかと思われる。
糖質を摂取すると、糖質を作る必要がなくなるので、ケトン体も作られなくなる。そのため、糖質を摂取すると、血中のケトン体は速やかに無くなってしまうと言われている。したがって、ケトン体に頼るよりも、腸内細菌が作る短鎖脂肪酸をあてにすべきではないかと思う。

エネルギーを作る仕組みには、解糖系とミトコンドリア系の2つがある。解糖系は、瞬発力はあるけれど、エネルギー効率は悪い。ミトコンドリア系は、瞬発力はないけれど、エネルギー効率は非常に高い。
ミトコンドリア系がしっかり働いていないと、エネルギー不足になり、脱力感・スタミナ不足など、さまざまな症状が出る。ミトコンドリア系には、たくさんの酵素やミネラルが関与している。私の経験上、鉄分や亜鉛が不足すると、ミトコンドリア系の働きが悪くなるように思われる。私の場合、これらのミネラルが不足する原因は、大豆食品にあるようです。大豆は、ミネラルの吸収を阻害するフィチン酸を多く含む。また、大豆たんぱくは、鉄分の吸収を阻害すると言われている。大豆食品をできるだけ食べないようにすると、大変調子が良い。

空腹感にも種類があります。耐え難い空腹感と心地よい空腹感です。心地よい空腹感のときは、空腹であるにもかかわらず、力がみなぎるような感じがして、食べなくても平気です。耐え難い空腹感は、しっかり食べていても生じることがあり、イライラしたり、脱力感が生じるなどして、食べずにはいられないというものです。
耐え難い空腹感が生じるのは、ミトコンドリア系がしっかり働いていないためだと思われます。

ダイエットのためには、食べる量を減らすべきであり、そのためには、耐え難い空腹感が生じないようにする必要があります。これは、ダイエットのためだけではなく、健康にとっても大事なことだと思います。
普段から、何を食べた時に、心地よい空腹感、耐え難い空腹感が生じるかを意識しておくべきだと思います。

私の経験上、モラセス(廃糖蜜)小麦胚芽ピーナツバターは、亜鉛や鉄分を多く含んでいるためか、心地よい空腹感につながりやすいようです。ピーナッツバターは、原材料にピーナッツと塩以外のものを含んでいると、いまいちです。